ごめんね、ぶーちゃん

お母ちゃんは、お弁当用に鮭とたらこを焼こうとして、
グリルを取り出し、冷凍庫から鮭とたらこを出して・・・
っと、手にグリルがぶつかって、床に落としてしまった。


そばで見ていたぶーちゃんの驚きようったら尋常じゃなかった。
腰を抜かさんばかりのビビリッぷり。
すっごく可哀想なんだけど、お母ちゃんは涙が出そうなくらい笑ってしまった。


「ぶーちゃん、ごめんね!ビックリしたでしょ?アハハハハハハ〜ッ!」
「もう大丈夫だからね。ウヒャヒャヒャヒャ〜ッ!」
とこんな調子で謝り続けたんだけど、当のぶーちゃんは
困った顔でオロオロするばかり・・・。(普段と困った時の顔の判別がイマイチわからんが)



いつもは夕ご飯の支度をしているとキッチンに来て
「飯はまだかぁ〜」って催促しにくるけど、
グリル落下事件後はキッチンに近づいて来ない・・・。



夕飯も自分の器をピカピカになるまで舐めまわし、
こまめの残ったご飯もピカピカにしてくれちゃうぶーちゃんなのに、
今日に限って、自分のご飯も米粒を3粒残して終了。
こまめのご飯(こまめはキッチンで食べてるの)も近寄れずに残してしまった。



いつもはビビリッちょのこまめは意外なことに平穏に過ごしている。




ぶーちゃんはその後、玄関に行ってみたり、網戸にしている物置部屋に行ってみたり、
はたまた畳の部屋とリビングを仕切っている柵をガシャンガシャンいわせてみたり・・・。





よっぽど怖かったんだね・・・。ごめんよ、ぶーちゃん。






帰宅したお父ちゃんに、グリル落下事件の報告をしたんだけど、
話してるときに、またぶーちゃんの腰抜かすくらいのビビリッぷりの
映像がフラッシュバックしてしまって、ガハガハ笑いながら喋ってたら、
お父ちゃんもつられてガハガハ笑ってた。
「見たかったなぁ〜」って。見せてあげたかったよ・・・。










そんなぶーちゃんも、時間が経てばこの通り。







強い子ぶーちゃん。









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