雷さまのお通り。
平穏な朝。
のんきに豚耳を食べる男、こんぶ。
仕事が終わったお母ちゃん。
職場の駐車場に行ったら雨がポツポツ降ってきた。
家に近づくにつれて激しく降ってくる。
途中、お父ちゃんに電話したら都内はまだ大したことないらしい。
今日の買い物はショッピングセンター。
いつもは平面の駐車場にとめているんだけど、今日は地下に潜り込む。
お母ちゃんの苦手な地下駐車場。地下にとめると必ず迷子になってしまう。
柱に番号が書いてあるけど、いつも見忘れてしまう。
エスカレーターで上がった場所は確認するんだけど、
上りと下りのエスカレーターの場所は違うんだよね。
そんなことすっかり忘れちゃってるから、地下に下りた途端
「ここはどこよ?」と買い物袋を持って、地下をフラフラ歩きまわる。おバカだ。
でもって、本日も案の定迷いに迷って、やっと自分の車を見つけ、
地上に這い上がる。
あっヤバい！ヤバいよ！
ピカッと光っちゃったよ、おぃ。
お父ちゃんに再度電話。
「すげぇ光って、ゴロゴロ言ってるんですけど」
「早く帰ってあげて」
がってん。
こまめは雷が大嫌い。
恐怖の失禁をしてしまうほど大嫌い。
今日は大丈夫だろか？
心の準備をして玄関ドアを開ける。
お、玄関で失禁の形跡あり。
つか、こまめの出迎えがない。
「こまちゃ〜ん」
あ、来た来た。腰抜かしてるのかと思って心配したじゃん。
部屋を見渡しても、恐怖の印は玄関のみ。ホッ。
これからこういうのが多い季節だけど、
頑張れ、こまめ。
ちなみにぶーちゃんはへっちゃらプーだ。
さすが、こんぶ。それでこそ男だ!
